日ごろのメンテナンスにはいくつかあります。順番に紹介していきましょう。
なお、全てWindows98SEの場合の手順です。
スキャンディスク ディスククリ−ンアップ デフラグ ＩＥの修復 ＩＥの文字化け レジストリ レジストリのメンテナンス CPUの負担を減らす
スキャンディスク
スタート→プログラム→アクセサリ→スキャンディスク
頻度：異常終了してしまったとき（基本的に電源ボタンを押して終了させてしまったとき）
デフラグ行う前（異常があるとデフラグができません）
なんか調子悪いとき
気が向いたとき
なーんにもやることがないとき
まぁ一週間に一度くらい？
これはHDDに異常がないか調べるプログラムです。まずは起動してみましょう。いつもは「標準」で「エラーを自動的に修復」のチェックを外した状態でします。これは「自動的に修復」でやると「すっごく大きな破損」や「すっごく微々たる破損」は修復してくれないというまったくのおばかさんだからです。常駐ソフトは終了させておいたほうがいいですが、あまり気にする必要はありません。通常3分くらい（HDD容量により異なる）で終わるので、スキャンディスク中はじっと見つめててあげてください。きっといい仕事してくれるはずです。
それでも調子が悪いときはいよいよ「完全」です。これは数時間かかるので「エラーを自動的に修復」のチェックは必ず入れておきましょう。そして常駐ソフトは出来る限り終了させること。「完全」は半年に一度くらいの頻度かな？それでも調子が悪いときは…サポートにTELしてみてください。なにか役に立つことを教えてくれるかもしれません（大マジ）。
ディスククリーンアップ
スタート→プログラム→アクセサリ→ディスククリーンアップ
頻度：デフラグ行う前（消去しても問題ないファイルを削除するため、そんな一時的なファイルをデフラグしても仕方が無い）
気が向いたとき
なーんにもやることがないとき
ムシャクシャしてるとき
雨が降って遠足が中止になったとき
まぁ月に一度くらい？
インターネットのキャッシュファイル（クッキーは除く）やその他の一時的にHDDにとりこんだデータを消去するプログラム。デフラグ実行前は必ずやっておくこと。まぁ、これはあんまり説明いらないでしょう。基本的に全てのチェックボックスにチェックを入れて実行させてかまいません。ただしごみ箱の中身には注意してね。
デフラグ
スタート→プログラム→アクセサリ→デフラグ
頻度：大きなデータ（数百MBの単位）の出入りがあったとき
どうも遅いとき
カツ入れたいとき
なんか調子悪いとき
気が向いたとき
なーんにもやることがないとき
人としてやってはいけないことをやりそうになってしまったとき
デフラグ中のあの画面が見たくなったとき
まぁ月に一度くらい？
PCを使っていると「フラグメンテーション」という現象が起こります。これは1000kbのデータを書き込んだとき、その1000kbが連続してきちんとクラスタという「箱」に入るわけではありません。200、50、100、500、50、100kbというように変な入りかたをするのです。もちろん隣り合わせた「箱」のデータ同士の関連性はありません。これが起こる理由は「PCがアホ」だからです。もっと言ってしまえば開発者がアホ、さらに言ってしまえばゲイツがアホだからです（わしはＭａｃは知らん）。そこで、デフラグを使ってそれを連続したデータで「箱」に入れなおしてあげるのです。そうすることによりHDDがあっちの200kb読んで、今度はこっちの50ｋｂ、そしてまたあちらの100kb…というふうにいちいちあっちこっち読まなくて済むのです。（分割されているにしろ）1000kbを一気に読めるわけですね。結果HDDが快適に作動するようになります。まぁ、これだけでWindowsが軽くなったら世話ないんですけど…。まぁそんな理由でデフラグが必要なのです(笑)。
デフラグが必要なときは上に書いた通りですが、「アプリケーションをインストール、削除したとき」、「大きなデータの入力､消去をしたとき」に出来たらベターです。しかし、そんなにナーヴァスになる必要はありません。
注意点としては「スクリーンセイバーはオフ」、「電源（スタンバイ状態、モニタ含む）は切れないようにしておく」「常駐ソフトは終了させる」の3点です。これだけは守らないとただでさえ時間がかかるデフラグは一生終わらないことがあります。数年前、オレはあるソフトを常駐させたまま行ってしまい、24時間以上作動させていたときがありました＾＾；；。
ちょっとした技として、メールもいらないものは消去しておけばその分（こんなものは気持ちの問題だが）有効にHDDを使えます。また、データが連続した分HDDの空き容量が（これも微々たるものだが）増えるという現象も起こります。
これは定期的に実行するべきですね。まぁ一ヶ月に一度くらいかな？あんまり連続してやってもあまり意味がありません。理由はすでに連続したデータになってるのに、たかが数MBのものをデフラグする必要がないからです。ちなみにオレは月に一回くらい、思い出したらしてます。タスクスケジューラーはそれ自体を設定していません。
お勧めは寝る前に実行させ、そのまま寝てしまい、朝になったらできあがっているというものです。終わってなかったらきっと常駐ソフトに問題があるのでしょう。その日は一日中「あﾞあﾞあﾞあﾞあﾞあﾞあﾞあﾞあﾞあﾞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜！！！」って気分で過ごせます。あなたのちょっとした言動で友情に亀裂が入ることがあるので注意しましょう。ＰＣのせいでなんてシャレになりません。
そして無事デフラグが終わったら、あなたの愛機に「Ｇｏｏｄ Job♪」と優しくひとこと言ってあげてください。きっと向こうから一歩歩み寄ってくることでしょう。
IEの修復
これはちょっと皆さん知らないでしょう。IEが調子悪いときにしてみてください。といってもIEはOSの一部分。それもかなり重要なものなのです。しかし上までのメンテナンスをしていればあまり気にする必要はありません。
頻度：よく落ちる
やってみたい
ゲイツ？
やだぁ（はぁと）
最近どうも胃がもたれる
寝つきが悪いとき
二日酔いのとき
一茂のあの太い首が気になるとき
マイコンピュータ→コントロールパネル→アプリケーションの追加と削除→Microsoft
Internet Explorer 5.xとインターネットツール→「追加と削除」ボタン
普通はこれでアプリケーションを削除しますよね？しかし、OSの一部になっている以上IEは削除できません。
「コンポーネントを追加する」「Internet Explorerを修復する」「以前のWindowsの構成に戻す」というダイヤログボックスが出てくるので「修復」を選びます。そうするとIEだけを調べるスキャンディスクが始まるので、じっと見守っていて下さい。これではオレは不具合が見つかったことはないので、不具合があったら自分で判断し、その指示に従ってボタンを押していってください(怪笑)。きっとよくなることでしょう。
IEの文字化け
Webページの文字化け
IEのツールバー→表示→エンコード→日本語の自動選択
これで直らないときは「EUC」と「シフトJIS」を切り替えてみてください。どちらかで見えるはずです。見た後は必ず「自動選択」に戻しておいてくださいね。
ステイタスバーやウィンドウ右上の「最小化、最大化、X」の文字化け
これは多々ある不具合です。フォントのキャッシュファイルが壊れてしまったときに起こる現象です。まぁすぐ直りますのでちょっと待っててね♪
一応スキャンディスクくらいはかけてから下に進むこと(笑)。
1 スタート→設定→フォルダオプション→表示→「全てのファイルを表示する」にチェック。隠しファイルが半透明で表示されるようになる。
2 マイコンピュータ→C:\→Windows→ｔｔｆCashe（半透明の隠しファイル）を探しそれを思い切って「削除」！！一応ごみ箱には残しておくこと。
3 再起動。ここでブート中にF8を連打し、セーフモードで立ち上げる。
4 セーフモードで完全に立ち上がったら、そのまま再起動し今度は普通に立ち上げる
5 ｔｔｆCasheは自動的に作成されるので、一応確認しておく。まぁ無くてもそのうち作成されるでしょう(笑)。気になるようだったら先ほどの削除したものを保存しておいて下さい。しかし、それは「壊れてる」ことをお忘れなく。
6 IEを起動してみて確認するとあら不思議！！なおってるではあーーりませんか？（チャーリー浜風）
レジストリ
レジストリとは、簡単に言うとWindowsの全ての設定が記憶されているところである。例えば、「起動時に壁紙はどれにすればいいか」、「この拡張子のファイルはどのアプリケーションで開けばよいのか」、「このアプリケーションを起動したときの初期設定はどのようなものを使えばよいのか」等である。これは日本語、英語、2進法、10進法、16進法等いろいろなもので書かれており、普通の人が見ても（オレにも）なにがなんだかわかりません。それに設定を保存してあるのですから、むやみに削除、変更してしまうとWindowsさえ立ち上がらないという最悪の状況にもなってします。これでは「調子悪い」ではすまなくなってしまいますね。よって変更、削除には十分気をつけましょう。
ここでは変更、削除は行いません。メンテナンスには関係ないからです。レジストリの見方さえも教えません。そのあたりは他の専門サイトがたくさんありますのでGoogleでも検索してみてください。持っている本を調べながら「安全に」「メンテナンス」出来る方法のみを紹介しております。
レジストリのバックアップ、復旧、修復
バックアップ
レジストリのバックアップは「自動的に」、「毎日1回」、「その日の最初の起動時に」、「その時の設定」が保存されます。よって「昨日まで調子よかったのだが今日からいきなり調子悪い」ってときは昨日のバックアップを呼び出してその時の状態に復旧することができます。しかしその日の状態に戻すわけですから、その日以降に導入したアプリの設定等はなくなってしまいます（そのアプリ固有の初期設定になるはず）。もう一度アプリごとに設定してあげましょう。場合によるともう一度インストールしなければならないこともあるかもしれませんね。
たった今の状態のバックアップもとれるのですがここでは説明しません。理由はそれ（レジストリエディタ）を起動することにより全てのレジストリがいじくれてしまうからです。どうしてもやりたい方はやっぱりどこか適切なサイトを見つけてそこを参照してください＾＾；。
復旧
「あれ？昨日まで調子よかったのにいきなり調子悪くなった。マイドキュメントは開けないし、他のフォルダも開こうとすると止まる（遅いじゃないよ/笑）。画 面も変だしどうしたんだろう。明らかにおかしい…。」
こんな時はレジストリの破損です。こうなってしまったら最悪HDD初期化→OS再インストールとなります。しかし、それをなんとか回避したい場合は上のバッ クアップされたレジストリから以前のデータを呼び出して、それを試して見ましょう。最悪の事態がま逃れるのですからやらないよりやったほうがましです。実際にオレも何度かこれで回避できたことがありました。ガンバレ！！！
窓起動中にF8連打→MSDOSモードで起動→SCANREG /RESTOR（半角英数で。/の前は半角スペース）→Enter
青い画面が出てきて、「いつ（日付）の状態に戻すのか」を聞いてきますので矢印キーで日付を選びEnterを押してください。まずは昨日、それでもダメだったらおととい…。という風にだんだん時間を遡っていくのがベターです。理由は壊れてしまった日付がわかることと、なるべく最新の状態に持っていきたいからです。
言っておきますがこれは「最悪の事態回避」です。もちろんそんな状態になってしまった時以外する必要はありません。もちろんこれをやる前にスキャンディスク完全、デフラグ等をやってみましょう。なおるといいですね。
レジストリの修復
1 窓起動中にF8連打→MSDOSモードで起動→SCANREG /FIX（半角英数で。/の前は半角スペース）→Enter→レジストリチェッカーが起動
2 スタート→プログラム→アクセサリ→システムツール→システム情報→ツール→レジストリチェッカー
頻度：なんか調子悪い
レジストリのバックアップが取れない方はやったらダメ（オレは不具合は出たことないが、万が一のため）
これはレジストリのスキャンディスクだ。これが壊れてたらいくらメンテナンスをやってもどうしようもない。よってここでたまにはチェックしてみよう。作動後に表示される「もう一度レジストリのバックアップをとりますか？」の質問には特に作動に関しての問題、修復がなければとらなくてもよい。最近すっげー重くなったなんて時は試してみる価値はありますね。理由は同時にレジストリ自体の最適化もやってくれるからです。しかし、不要なレジストリの削除はやらないので基本的に不具合は出ないはず。効果は起動時間短縮＆作動安定。オレは2ヶ月に1度くらい、思い出したらやってます。それほどナーヴァスになる必要はありません。しかし、買ってから一度もしたことないのならやってみる価値ありますね。
少しでもCPUの負担を減らすために
画面を右クリック→プロパティ
効果
「視覚効果」のチェックを全て外す。これだけでもかなり負担が軽減される（＝軽くなる）はず。
Web
「アクティブデスクトップをWebページとして表示」のチェックを外す。これは効果大。へたすると体感できるぞ。
設定
色の変更 32ビット（429､4967､296色）→16ビット（65､535色）にする。好みの問題だがオレは16ビットです。色数が多いと必然的に重くなります。
画面の領域 解像度を高くするとそれだけCPUの負担は増えます。1024×768→800×600にすると完全に体感できますね。しかし見易さとなると見慣れてる画面が一番です。